セミナー&試食・相談会開催報告

白神の香りと杣人の里おもてなしセミナー&試食・相談会

 2016年1月17日(日)つがる市生涯学習交流センター「松の館」交流ホールで、鰺ヶ沢白神グリーンツーリズム推進協議会主催の、白神の香りと杣人の里おもてなしセミナー&試食・相談会が開催された。この日は、吹雪もそんなになく、150名の地元の農家の方や、商店街の方、飲食業の方がこの催しに参加してくれた。
(新聞記事)
 始めに鰺ヶ沢白神グリーンツーリズム推進協議会の会長 永井雄人から、今回鯵ケ沢町の赤石渓流線沿いの一ツ森地区の婦人会が中心となり、地元で採れる地域資源の鮎や野菜を使用した加工品を、会津若松市の山際食彩工房の山際博美オーナーの指導を受けてお披露目した事や、地元のイカや、馬肉を使った丼ぶりの試食を用意した事等が紹介された。その後、長野県の飯田市で、全国の地域活性化のプロデュース等手がけている、地域再生診療所代表執行役の井上弘司氏による、セミナーが開催され、『いなか価値を創造する』という講演が行われた。
 井上氏は、世界的にも高齢化のトップランナーである東北、就中鯵ケ沢町は、それをマイナスと考えるのではなく、高齢者が地域の中心者としてまだまだ頑張れるし、お金では買えない「幸福度の価値がいっぱいある」と話した。
 また、地域が認知されないと観光客がこない事や、情報発信が届かないと意味がないなど、外国人が行きたい世界遺産として、白神山地があるにも関わらず、認知度が低いか、飽きられているのではないかと指摘した。
 また、地元の人達が観光資源と思っていないことでも、観光客からみたら、とても素晴らしい観光資源がいっぱいあると全国の観光資源を紹介し、一ツ森地区から、津軽半島全体、又青森県全体、そして、日本に、世界にこの地域の魅力を歴史と、食を通して情報発信していくことが、地域の活性化の分岐点となるとセミナーを終えた。

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 セミナー開催中は、裏の厨房では、山際シェフを中心に、試食会の準備が着々と進んでおり、イカを使った試食品と、馬肉を使った試食品が各100食用意された。会合に参加していた70名の方々は、試食会場に移動し、山際シェフの試食用の丼ぶりの説明と、レトルト食品の説明などが行われてから、試食会に入った。
 試食会参加者は受付でいただいたアンケート用紙に試食の感想を記入しながら、試食の味を確かめながら各テーブルを周っていた。この試食会は、11時~12時30分まで続き、セミナー終了後も次々と訪れ味を確認していた。
 また、試食会の最後には、地元の婦人会に、レトルト食品についての説明を山際シェフを中心に行われ、多くの意見交換を行った。

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 また、今回試食会と共に、地元のお母さん達が、各自が手作りで作ってきた、漬物やリンゴのビスケットや餅なども直接販売が行われた。また、加工・冷凍技術に関する相談会・地域資源の活用相談会・青森県の構造政策課から農家民宿、農家レストラン立ち上げ相談会・昨年末近くに完成した、白神山地で採れた精油のトリートメント講習会などが行われ、会場で参加者との意見交換が行われていた。

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白神山地で採取されたオオバクロモジの精油コーナー

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農家の女性の農産物相談会で話しを聴く参加者

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参加者から農家民宿の相談を受ける青森県の担当者

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試食会は多くの参加者でにぎわった

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 山際シェフによる地元参加者へのレトルト食品の加工についての説明を真剣に聞く、地元の参加者達。今回の事業は農林水産省の・都市農村共生対流総合対策交付事業として実施した。

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