第1回ちょこっとアロマ講座基礎編開催報告

 平成28年7月8日(金)午後13時~15時30分、白神自然学校一ツ森校ブナの森教室で第1回ちょことアロマ講座基礎編を開催した。
 今年のちょこっとアロマ講座は、アロマの良さや楽しさを人に伝えるために、まずは自分がその良さを実感してみよう!というテーマで、「楽しむアロマ」をコンセプトに、全五回で行う予定です。
 第1回目は基礎講座。アロマセラピーとは何か、精油とはどんなものなのか、また、白神で抽出している「クロモジ」の香り、植生、そして作用について学んでいきました。今回は初めてのご参加の方もいらっしゃり、「クロモジ」の香りは新鮮だったようです。

 白神自然学校では、森林の健康を維持するために行っていた間伐のうち、クロモジが大変良い香りを持っていることに注目し、蒸留を始めました。アロマセラピーの世界では、希少な、もしくは人気のある精油を採りすぎて自然破壊につながってしまうことがあります。しかし、ここで行っているのは森の健康を維持するために必要な行為の延長の物であり、自然を破壊するどころか守るために行っていることだ、という事実をよく理解してもらえたと思います。

 私たちが、日頃の生活の中でいかにいろんな香りに囲まれているのか、そして、それを意識しているかどうか、好きな匂いと嫌いな匂いがあるのはどうしてか、など、香りが心と体に及ぼす影響について意見を出し合いながらお話ししました。自分の意見を出すことで、自分の経験を通して香りを理解しているということを意識できたのではないかと思います。

 ハーブティーとスパイスの入ったお菓子を食べて小休憩をはさんだのち、実習へ。昨年のちょこっとアロマ講座ではハンドマッサージやフットマッサージなどマッサージトリートメントの実技を覚えてもらいました。今回は第一回目ということもあり、思い出してもらうために、皆さんに片手ずつのハンドトリートメントを体験してもらいました。

 誰かのためのケアを行うには、自分がその良さを実感していることがとても大切です。手のぬくもりや距離感、包まれているような感覚を実際に感じてもらうことで、去年の様々なケアについての感覚を思い出してもらえたのではないかと思います。

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