参道と社殿周りは大小の杉に囲まれており、その中の10本程は特別で、樹齢500年程といわれるものがある。
大永3年(1523)大浦光信公によって創建され、種里の存在と共に歴史が深く、八幡堂、阿弥陀堂、薬師堂、観音堂などの数々の寺社があったことが貞享4年検地水帳に記されているとのこと。
また、菅江真澄が種里の謂われを伝えるに「当地方飢餓の際に、村を移そうと火をつけたところ水がぬるみ稲が実った為に、周辺の村々でこの籾を種としたことによる」と書き残されている。
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『あじがさわ ふるさとの神社』より
発行日:平成20年9月
著者:中村満隆